はじめに
写真をかたちに残す方法を調べていたとき、フォトブックや雑貨とは少し違う種類の選択肢があることを知った。写真から立体物を作る、いわゆるフィギュアという形だ。写真をかたちに残す方法全体については別の記事に整理してあるので、そちらもあわせて読んでほしい。この記事では、その中の「フィギュア」という一点だけを掘り下げてみようと思う。
私の場合はこうだった
写真の整理を進めていくうちに、平面の写真だけではなく、立体で姿を残すという方法があることをネットで知った。実際に注文したわけではないのだが、こういう選択肢もあるのかと、少し驚いたのを覚えている。写真の中でしか会えなくなった今、立体になったものが手元にあるという状態は、自分にとってどんな感覚になるのだろうと、想像しながら調べていた。
まだ写真を見返すこと自体がつらい時期に、こうした情報を目にしても、気持ちがついていかないことがあると思う。それは自然なことで、無理に今すぐ調べたり決めたりする必要はないと感じている。
調べて分かったこと
ここからは、調べて分かった範囲の情報を淡々と整理していく。
フィギュアという残し方の位置づけ
フィギュアは、写真とも遺骨とも違う性質を持った残し方だと感じている。写真は平面の記録であり、遺骨や位牌は供養の対象そのものに近い。フィギュアはそのどちらでもなく、姿かたちを立体として再現したものという位置づけになる。遺骨や位牌といった手元供養については、別の記事で扱っているので、そちらを参考にしてほしい。
見た目の再現という性質が強いぶん、供養というより記録や記念に近い感覚で捉える人もいれば、供養の一部として受け止める人もいるようだった。どちらが正しいということはなく、人によって受け止め方の幅がある選択肢だと思う。
写真から作る一般的な流れ
調べた範囲では、おおまかに次のような流れになっていることが多いようだった。ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、実際の手順や名称はサービスごとに異なる。
- 写真を送る:手元にある写真の中から、姿がよく分かるものを選んで送る。
- 制作:送った写真をもとに、造形の作業が進められる。
- 確認:仕上がりの途中経過や完成イメージを確認する工程が設けられている場合がある。
- 仕上がり:最終的な形になったものが手元に届く。
具体的な工程数や呼び方、確認できる回数などは、依頼先によって差があるようなので、検討する際はその都度、案内されている内容を確認したほうがよさそうだと感じた。
調べる中で分かった種類の幅
一口にフィギュアといっても、調べてみると幅があることが分かった。
- サイズ:手のひらに乗る程度の小さなものから、ある程度の大きさのものまで幅がある。
- ポーズ:立っている姿、座っている姿、寝ている姿など、写真に写っている姿勢に近い形で再現されることが多いようだった。
- 彩色:写真の色味に近づけて着色するタイプもあれば、単色に近い素材感を生かすタイプもあるようだった。
- 素材:樹脂系の素材を使うものなど、いくつか種類があるらしい。
こうした幅があるぶん、どれを選ぶかによって仕上がりの印象はかなり変わってきそうだと感じた。
選ぶときに考えたい観点
調べていく中で、考えておいたほうがよさそうだと感じた点がいくつかあった。
一つは、もとになる写真の写り方だ。角度や姿勢がはっきり分かる写真かどうかによって、仕上がりの精度が左右されるらしい。正面だけでなく、いくつかの角度から撮った写真があると対応しやすい、という案内をしているところもあるようだった。
もう一つは、納期のことだ。一つひとつ手作業に近い工程を経て作られるものが多いようで、注文が集中する時期などによっても幅が出ることがあるらしい。急いで仕上げなければならない事情がある場合は、その点を含めて早めに確認しておいたほうがよさそうだと感じた。
注文の条件や、仕上がり後の修正対応があるかどうかも、依頼先によって案内の内容が異なるようだった。気になる点があれば、注文前にその都度確認しておくと安心だと思う。
写真から立体物を作るという性質上、専門的に手がけているサービスがいくつか存在することも分かった。どこか一つに絞って紹介するのではなく、まずはこうした選択肢があるということを知っておいてもらえたらと思う。
判断に迷ったときに考えたこと
こうして調べていくと、フィギュアという残し方には、写真やアルバムとはまた違う魅力があるように感じた。ただ、それと同時に、これは急いで決めることではないとも思っている。
悲しみが強い時期に、無理にこうした選択肢を検討する必要はない。写真を見返すことすらつらい時期もあるはずで、そのときに立体物のことまで考えるのは負担になることもあると思う。作るかどうか、いつ作るか、あるいは作らないという選択も、どれも自分のペースで決めていいことなのだと感じている。
おわりに
フィギュアという残し方について、調べて分かった範囲のことを書いてきた。写真をかたちに残す方法にはいくつもの種類があり、その中の一つとしてこうした選択肢があるということを、この記事で知ってもらえたらと思う。
今すぐ答えを出す必要はない。気持ちが向いたときに、あらためて考えてみてもらえたらと思う。
一人で抱え込まないために
ここに書いたのは、あくまで私自身の体験に基づく一つの記録であり、医学的な診断や治療法を示すものではありません。 もし当てはまるようであれば、無理をせずに、下記のような窓口にも相談してみてください。
- 動物の体調や医療的な疑問がある場合:かかりつけの獣医師、または地域の獣医師会
- 強い落ち込みや不眠が続く場合:公認心理師・臨床心理士などによる専門のカウンセリング機関
- 心身のつらさが強いと感じる場合:お住まいの自治体の精神保健福祉相談窓口など、公的な相談機関
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